違法アップロードとタレスト先生
2年ほど前にエロ動画ブログやってた友達に勧められてアンテナサイトである「動画エロタレスト」先生に登録してみたら一日のPVが1400万超えとかいうとんでもないお化けサイトだった。
友達がやってた頃はまだそこまで大きくなかったらしい。
やっぱり技術ある人のサイトは成長するんだなぁ。
Google先生にも好かれるんだなぁ。
それはさておき友達と話してて気づいた今と昔のタレスト先生の仕様の違いについてちょっと話したい。
今のタレスト先生の仕様に、表示遅延というものがある。
同じネタ(動画リンク)を使った場合に遅い方が表示遅延になってしまうというものだ。
(約1週間開けないと次に書いた人の記事が掲載されない)
この仕様は同じネタ記事ばかりが氾濫してもアレだから。
ユーザービリティが損なわれるから。
ユーザーの利便性ってやつ?
だからしょうがないよね。
と思うじゃん。
でも、実際デメリットも大きい。
同じネタ(動画リンク)が使えないとなると、
「じゃあURL変えればいいじゃんすか」となる。
そう、自分でダウンロードして上げ直して記事にすれば同じネタにならない。
違法アップロード助長。
拡散手助け。
今までの一つの動画URLをみんなで共有する仕様なら、
ブログ管理者はサイトのレイアウトや利便性とかそういうところで勝負すればよかった。
パクりパクられの世界だけどその方が健全だった。
手は僧侶のように綺麗だった。
権利者が削除依頼を出すのも楽だった。
責任の所在は一人のアップロード者(英雄)だけでよかった。
いい時代だった。
でも今はネタを仕入れるためにみんなが犯罪に手を染め始めた。
同じ動画がXVIDEOSやpornhub等のサイトに何度も何度も上げ直されているのを見たことがあるでしょう。
「この動画見たことあるけど紫リンクになってないな」そんな経験がおありでしょう。
そしてその仕様は新参のブログ管理者にとっても厳しいものだった。
この表示遅延の仕組みの落とし穴は、ネタを探して早く記事を書いた方が勝つ仕組みじゃなく、タレスト先生に早く収集された方が勝つ仕組みということだ。
そして1日にタレスト先生からRSSを収集される頻度はタレスト先生内のサイトランクに応じて決まる。
当然サイトランクが高い程、収集される頻度が高いので有利となる。
つまり下克上が起きにくい。
すごくわかりやすく解説しよう。
古参のサイトランクが高い管理人
「おっ、いいネタみっけ。どれどれ記事書く前にタレスト先生で掲載されてないか確認しておこう。」
(動画URLで掲載記事の確認が可能)
↓
古参「あれ、8時間前に掲載されてる。紙一重かぁー。見たことない名前のブログだな。」
↓
新参ブログに移動
↓
古参「おお!いいネタいっぱいあるやん。最新の記事まだタレスト先生に収集されてないな。よしパクろう」
↓
結果、後から書いた古参の記事が先に収集され、ネタを見つけた新参の記事が表示遅延になる。
こういうことですよ。
ネタ探しのスピードが競争の鍵になるのにサイトランクによって収集頻度が変わるから勝負にならないという不公平さ。
1週間後
↓
新参「くそう、最近表示遅延になってしまうことが多いなー。書く前に掲載されてないか確認してるのに」
↓
新参「ただでさえ一日に見つけられるネタの量なんて限られてるのに」
↓
新参「もう自炊するしかない」
↓
新参「パクられても宣伝になるように動画に自分のサイトのURLを入れておこう or タイトルに自分のサイトのURLを入れておこう」
↓
ガチャン!新参の両腕に冷たい鉄の輪がはめられた!!
こういうことですよ。
サイトのレイアウトや利便性で勝負している昔の仕様の方が健全だったというのはそういうことです。
ふぅ、書くの疲れた。
こんな記事書いてる暇あるならネタ見つけないとっε=ε=ε=ε=ε=(;-_-)